幸せすぎるんです

●●il othiri santhustan aanu
例えば、仕事環境が最高で超幸せなら、


njyan ende jooliil othiri santhustan aanu


プロマネさんの
「今日中に提出予定のファイルが4つインドから届くんだけど、翻訳お願いできない?小さいファイルだからさ。」
にまんまとやられました。


確かに小さいファイルなのだが、内容濃い〜
しかも半年以上触ってない分野の書類ですらっと行間が読めない!


久々に徹夜なり〜
深夜残業代出るかな?


ところで、どうしてこうも平気で仕事を請け負ってしまうのか、
その理由が最近分かりました。
どうやら私、今の会社環境が好きすぎるらしい。
好きすぎて、失いたくないから、結果を残したくて頑張っちゃうらしい。


普段私が担当してるハード関連の通翻訳がたまたま他の人に回った日、
「ダメ出しを喰らったから担当外されたのに違いない」と
1人壮大な勘違いをして落ち込んでしまいました。
真相は「Monchaは他の書類があるから、今回は彼に回そう」って、
むしろ私を気遣ってくれてたのに。


「別に手を抜けとは言わないけど、今の会社が全てじゃないし、
むしろ今の会社を次へのステップとして捉えていれば、
些細なことで思いつめたりはしないんじゃない?」
と、辞めちゃった先輩(笑)に言われました。


ごもっともだー
私相変わらず視野が狭いなー。青いなー。


ついのめり込んじゃうのを一歩引いて、
もうちょっとクールなスタンスで、仕事ができたらなと思う。


あー人間関係もそうだけどね(笑)
相手に思い入れが強くなるほどに、自分が苦しくなる。
一歩引いていられれば、楽なのにね。
ただ、一歩引くってことが、辛いんだよねまた。


大人になんなきゃね。あーもう三十路なのに(笑)

好きですか?

イシュタペト?


今の今まで「イシュタマノ?」と信じ込んでいました。
そして、イシュタペトは、イシュタマノの口語表現なのか…と。


違った。
どうやら、用法が違うらしい。
某S君曰く、「イシュタマノ?」は人に対して使うもので、
例えば男が道行く女を指して、あの子どう?みたいな響きを持つとか。
若い男性の言うことだから、間違い無いでしょう。。


ということで、今後異性の趣向以外の好き嫌いを表現するには、以下の文で:


…が好きです。          …イシュタペトゥ。
…が好きですか?         …イシュタペト?
はい、…が好きです。       …イシュタペトゥ。
いいえ、…が好きではありません。 …イシュタペティッラ。

「何?」

電話で「うん、何?」と言う時の「何?」は、マラヤラム語で「パラ」。
動詞パラユガ(言う)の命令形。
よって直訳すると、「言ってください」となります。
日本語学習者にも、「はい、言ってください」と電話に出る子が結構いたな。
典型的な母語干渉です。


周知の通り、インドは言語が多い。
サンスクリットを母体とするため文字体系や語彙は部分的に似通っているのですが
表現や用法となると、それぞれが独自のスタイルを確立しています。
でもこの電話に出る際の「言って。」は比較的多くの言語に共通する用法のよう。
そのせいか、英語で会話する際も「tell me」が幅広く通用してるのですが…


やはり、インド英語だったらしい。


二週間ほど前、ハーフな先輩と飲んでいると、インド人エンジニアから電話。
「Yes, tell me.」
といつもの様に出た瞬間、直観的に「しくじったかも…」と思ったわけですが…


案の定、昨日ばっちり笑われました。


「Tell meだよ?あはははは、あり得ない。ていうか絶対許さない、あはははは!」


知ってます。
確かに、隣の席の先輩は「What's up?」って電話に出る。
確かに、それは私は聞いている。
だけど、インド5年で耳に浸み込んだTell meが、
1人や2人のWhat's upでは、到底置き換わらないのです。
どんなに私が先輩から英語や通翻訳力を吸収しようとしているとしても、
こればかりは、絶対数が違いすぎる。


物事の成り行きで通翻訳が仕事となった今、
私が伸ばすべきスキルは、全てを押しのけて、英語。
それも、インドで生き残るための言語ではなく、ビジネス界で通用する、英語。
意味が通るだけではなく、TPOと相手を弁えた的確な表現力。
日々の勉強は去ることながら、
一度アメリカなりイギリスなりへ行って、
英語産出国の言葉シャワーを浴びてきた方がいいのかもしれないと、
ふつふつ思い始めています。




因みに、今ここにこんなネタを書いてますってケララ人に言ったら、
「それは間違いだ。インド英語じゃなくてイギリス英語だ。」
だそうです。
どうだかなぁ。

折り返します。

ビジネス日本語って、やっぱり違いますよね。
日本社会人歴の短い私には、文法自体も誤っているとしか思えない表現も多々あります。


「ご協力頂きますようお願い申し上げます。」


日本語教育で言ったら、「よう」の前に動詞のます形が来るのは不正解では。
でもビジネス業界では、「協力頂く前提の場合は『頂きますよう』となり、協力をお願いしている場合には『頂けますよう』となる」のだそう。
言語とは、生モノだ。
日々姿を変えていく。そんなクリエイティブさが、私は好き。


電話表現も私には言いなれぬ言葉遣いばかりで、今だに舌を噛んでしまいます…
最も苦手なのが「折り返しさせて頂いてよろしいでしょうか。」
「かけ直すね」と、ぷちっとさくっと表現出来たらいいのになぁ。


てなわけで、この「折り返します」、マラヤラム語では、ティリチュ ウィリキャン。ティリチュは「逆、反対、バック」、ウィリキャンは「電話する」という動詞ウィリキュガの意志形。英語の I'll call you back に直訳可能です。

いたずらっ子

Themmadi
テンマディ


ケララから出張で来たSさん、お土産にマラヤラム語映画のVCDを持って来てくれました。お礼に手鞠を作って差し上げたら、「えっ?テンマディ?あはは。」日本語とインド諸語は音の体系が似てるから、似たような響きを持った語彙も多いんだよね。


手鞠をプレゼントする、これを「嫁に出す」と言います。
子供の頃から憧れていた手鞠、ひょんなことから作り方が分かり、そしてとうとう嫁いで行かれました。


手鞠なんか嫁に出してる場合ですか??とどこからともなく突っ込みが聞こえて来そうな昨今ですが、まぁのんびりやります。

桜咲いた。

サクラ ウィリニュ。
Sakura virinju.



桜咲いたの?なら「サクラ ウィリニョ?」
元の動詞はviriyukaです。


先週末には東京で桜がちらほら咲いていたそう。
今朝、久しぶりにコートを脱いだ。日差しが暖かかった。
もう春なんですね。


松田ハーブガーデンの早咲き桜やら狩川沿いの春めき桜も
見ごろなのかなー。
週末にでも足を伸ばしてみよう。

知らない・分からない

アリイッラ Ariyilla
アリイッティッラ Ariyittilla
アランニュクダ Arinjukuda


まぁどれも意味は同じです。たぶん。


プロジェクトが一段落して、ケララの皆さんが一人また一人と帰国して行きます。3か月ほぼ毎日一緒に客先行ってた子も昨日で最終。「I'm leaving now」と言われたとき、先の見えなかった日々が本当に終わったことを、やっと実感して、同時にちょっと寂しくもなりました。別に英語が堪能なわけではない私が通訳を担当したことで、苦労も多かったに違いない。でも「僕のせいで苦労をかけていたらごめんなさい」と言える、本当に謙虚でまじめだね。。。途中ちょっと振り回された感もありましたが、私にとってはかけがえのない経験、新鮮で、とても楽しい毎日でした。


さてさてこれから暫しの間、プロジェクトの中心はインドに移ります。途中でローカライズやテスティングなど日本語が関わる部分が出てくるらしいで。呼んでもらえたらいいなぁー。。。