折り返します。

ビジネス日本語って、やっぱり違いますよね。
日本社会人歴の短い私には、文法自体も誤っているとしか思えない表現も多々あります。


「ご協力頂きますようお願い申し上げます。」


日本語教育で言ったら、「よう」の前に動詞のます形が来るのは不正解では。
でもビジネス業界では、「協力頂く前提の場合は『頂きますよう』となり、協力をお願いしている場合には『頂けますよう』となる」のだそう。
言語とは、生モノだ。
日々姿を変えていく。そんなクリエイティブさが、私は好き。


電話表現も私には言いなれぬ言葉遣いばかりで、今だに舌を噛んでしまいます…
最も苦手なのが「折り返しさせて頂いてよろしいでしょうか。」
「かけ直すね」と、ぷちっとさくっと表現出来たらいいのになぁ。


てなわけで、この「折り返します」、マラヤラム語では、ティリチュ ウィリキャン。ティリチュは「逆、反対、バック」、ウィリキャンは「電話する」という動詞ウィリキュガの意志形。英語の I'll call you back に直訳可能です。